魔女の屋敷
目次[ネタバレを含みます]
シナリオについて(GM・PL向け情報)
ジャンル | クローズド系 |
推奨人数 | 1人 |
推奨レベル | 2(初期作成) |
推奨技能 | 特になし |
プレイ時間 | オフセで2時間 |
備考 | 自作シナリオで遊ぶ前に、GM練習のために作ったソロシナリオになります。 初めてブラインド・ミトスRPGを遊ばれるGM・PL向けになっていると思います。 多少改造すれば、2人からでも遊ぶことは可能になると思います。 |
あらすじ
自宅へ届いた『壊れた仕掛け絵本』によって、絵本の世界に閉じ込められてしまいます。
魔女が住む屋敷から、あなたは逃げ出すことができるのでしょうか。
シナリオについて(GM向け情報)
シナリオについて[ネタバレを含みます]
背景
海外で大人気の、主人公が女の子の仕掛け絵本「Witch's mansion(うぃっちずまんしょん)」の日本語ローカライズ版「魔女の屋敷」が制作されることが決定しました。
制作を担当する出版社にて、試験的に作成していた仕掛けが動かない失敗作が、禁書化してしまいます。。
出版社が、禁書の扱いに困っていたところ、タイタン・ブックシェルフが、禁書の噂を聞きつけて、その失敗作を買い取りました。
タイタン・ブックシェルフは、手に入れた禁書の力を試すべく、禁書使いであるPCに匿名で配達します。。
禁書を届けられたPCは、禁書の中の『仕掛けが機能せず主人公が脱出できなかった絵本の世界』に閉じ込められてしまいます。
PCには、元主人公のネズミと共に、魔女がいる屋敷から、現実世界へと脱出してもらいます。
登場NPC
ネズミ(メイシー)
仕掛け絵本の主人公、元人間(村娘)
正しい絵本の中では、森で迷っていたところ、魔女に捕まってしまうが、魔女の屋敷から脱出を果たしている。
壊れている仕掛け絵本の禁書の世界では、魔女の屋敷から脱出できずに、魔女の実験によってネズミの姿に変えられてしまった。
人間だった頃の記憶は無く、魔女の屋敷に住み着いている。
PCに対しては、基本的に好意的に接し、脱出を手伝ってくれる。
魔女
森の奥深くにある屋敷に一人で住んでいる魔女。
魔女の目的は、『ハンサムで優しい騎士様を錬成・召喚して、屋敷で一緒に暮らすこと』である。
そのため、森に迷い込んだ人間を実験体とし、日々夢をかなえるため努力をしている努力家でもある。
魔女は、ゴーレムや甲冑の様な理想とかけ離れたモンスターしか召喚できない自身の魔法にコンプレックスを持っている。
趣味は、騎士様と過ごす妄想小説を書くことと、ファンシーな伝説上の生物のぬいぐるみを作ること。
特記・注意事項
・キャラクターシートの、絆2は「絵本の内容」にしてください。(左隣のPLがいないため)
・登場する禁書はオリジナルで、実在するいかなる本とも関係がありません。
・PCが戦闘技能に乏しい場合は、ビット獲得禁書能力で戦闘に使える能力を選ぶことをオススメしてください。
フローチャート
導入→生贄の部屋(探索)→廊下(戦闘)→寝室(探索)→大広間(戦闘)→エンディング
※基本的には1本道になります。
※横道に逸れた場合は、何かしら理由をつけて本線に戻したほうが回しやすいと思います。
マップ
GM用の見取り図です。PCには公開しないでください。
赤い矢印は、おおまかなPCの動きとなります。

シナリオ本編
シナリオの読み方
技能判定は、【指定技能(必要成功数)】という風に記載しております。
シナリオ本編[ネタバレを含みます]
導入
あなたは、休日を家で過ごしています。
のんびりしていると、家のチャイムが鳴ります。来客のようです。あなたの他に家に人はいないようなので、あなたが対応するしかありません。
あなたがドアを開けると、そこには帽子を目深にかぶった男性が、宅配便を持っていました。
「〇〇さんですね?お届け物です。サインをお願いします。」
伝票へサインをすると、届け物をあなたに渡して、男性は去っていきます。
あなたがダンボールを開けると、そこには一冊の本が入っています。
タイトルには、日本語で「魔女の屋敷」と書いてあります。
- この本について情報を調べる場合
【情報収集(1)】
<成功>
海外で「Witch's mansion(うぃっちずまんしょん)」という仕掛け絵本が、流行していることが分かる。魔女の屋敷に閉じ込められた少女が脱出をする話のようだ。現代風の可愛い絵柄と、脱出ゲームを体験できる仕掛けがヒットの要因だそうです。近々、日本語版が出るという噂がある。
あなたは、その絵本を読み始めると、仕掛けが動いていないことに気づきます。
そして、最後のページが真っ白のまま何も印刷されていないことに気づきました。
あなたは、そのことに不思議がっていると、本から灰色の煙が噴き出してきました。
突然のことに、その煙を吸ってしまったあなたは、急激な眠気に襲われて、気絶するように眠ってしまいました。
生贄の部屋
あなたが目を覚ますと、そこは先ほどまでいた自宅ではありませんでした。
部屋は石の壁でできており、天井からはランプが吊り下がっています。
部屋の中には、あなたが眠っていた木でできたベッドしかありません。
壁には、ドアと窓が1つずつあります。
そして、部屋の隅に、小さいベッドに寝ているネズミを見つけました。
- ネズミに近寄る場合
あなたがネズミに近寄ろうとすると、ネズミは勢いよく跳ねて起きてしまいました。
そして、ネズミは、あなたに対してこう話しかけてきます。
ネズミ「あなたは誰? どうしてこの部屋にいるの?」
あなたは、ネズミの話す言葉が理解できたことに対して動揺します。
【精神抵抗(1)】
<失敗>
あなたは、突然不思議な部屋にいること、そして喋るネズミと出会い、あまりに不可解な状況に、ショックを受けます。トラウマに1点ダメージ(ランダム)
あなたが、ネズミに自己紹介をすると、ネズミはこう言います。
ネズミ「ふーん、またあの魔女が人間を連れ込んだのね。わたしは、メイシーっていうの、この部屋に住んでるのよ。よろしくね」
こうして、あなたは、ネズミのメイシーと友達になりました。
メイシーに聞きたいことがあれば、答えてくれるでしょう。
- メイシーに、この部屋について尋ねる。
メイシー「この部屋は、魔女が実験のために人間を連れ去ってきては閉じ込めておくための部屋だわ。中から開けるには、鍵が必要よ。」
- メイシーに、この屋敷について尋ねる。
メイシー「この屋敷は、山奥に住んでいる魔女が住む家よ。この屋敷から出るには、魔女の寝室に置いてある鍵が必要だわ」
- ドアを調べる場合
鉄で出来たドアで、開こうとしてもビクともしません。
内側に鍵穴があります。
- 鍵穴をのぞく場合
鍵穴の先には光が見えます。
- ベッドを調べる場合
【発見(1)】
<失敗>
汚染が1進む。
あなたがベッドを調べていると、ベッドの裏側の奥の方に、針金の様なものを見つけました。しかし、あなたが腕を伸ばしても届かない距離にあります。
- ベッドを動かそうとする場合
ベッドは、質素な見た目からは想像もつかないほど重く、まるで魔法かなにかで固定されているかのように感じました。
それでもベッドを動かしたい場合は、もっと力をこめる必要があります。
【剛力(3)】
<成功>
あなたは、なんとかベッドをズラし、ベッドの奥に手が届くようになりました。
針金を取ることができます。
- メイシーに針金を取ってきてもらう場合
メイシーは、汚れるのが嫌いなのか、渋っています。
【交渉(2)】
<成功>
メイシーは、「久々にできた友達の頼み事だものね、任せなさい!」と言って、ベッドの下にある針金を取ってきてくれます。
<失敗>
メイシーは、やはり汚れるのを嫌がり、頼みを聞いてくれませんでした。
- 窓を見る場合
ガラス窓です。窓の外には、灰色の煙が充満しており、それ以外のものは、何も見えません。
開けようとしても、不思議な力で閉じられているようで、びくともしません。
- 窓の外についてメイシーに尋ねる。
メイシー「外は森のはずよ、森が見えないなんておかしいわね。霧が濃いのかしら?」
と答えてくれます。
- ベッドの下にある光るものをゲットした場合
光っていたものは、針金のようでした。
これを使えば、ドアのカギを開けられるかもしれません。
- ドアを開ける場合
【操作(1)】
<成功>
針金を巧みに使い、ドアの鍵をこじ開けることに成功しました。これでドアが開くようになりました。
<失敗>
あなたは、針金を加工していると、指の先を怪我してしまいました。トラウマに1点ダメージ。
あなたは、怪我を負いながらもなんとか、針金でドアを開けることに成功しました。
ドアを開けると、そこは屋敷の廊下になっています。
薄暗いですが、廊下には明かりがついているようです。
メイシー「魔女の寝室はあっちよ!」
そう言って、メイシーは、廊下の奥へとあなたを連れていってくれます。
廊下
あなたが、魔女の寝室へ向かっていると、廊下に置かれている甲冑が目に入ります。
それと同時に、甲冑の首があなたのほうにガシャンと向きます。
【精神抵抗(1)】
<失敗>
突然動き出した甲冑に驚き、ショックを受けてしまいます。ランダムな喪失に1点ダメージ。
そして、甲冑は動き出して、あなたの前へとやってきて、襲ってこようとしています。
- 戦闘
名称 | 魔法の甲冑 | 出現個数 | 1 |
耐久 | 3 | ||
初期配置 | 前衛 | 防御値 | 0 |
攻撃値(前) | 2D+1 | 攻撃値(後) | - |
行動値 | 1 | 弱点 | - |
特殊能力 | なし | ||
備考 | 剣で切りかかってくる。ただし、動きが遅いため当たりにくい。しかし、当たれば痛いだろう。 |
甲冑を倒すと、糸が切れたように甲冑はその場に音を立てて崩れ落ちてしまう。
メイシーが慌てている。「こんなに音を立てたら魔女が来ちゃうよ!早く隠れて!」
辺りにはすぐに着れそうな甲冑が散らばっている。
- 自室まで戻ったり、その場で隠れる場合
【隠密(2)】
<成功>
あなたは、物音を立てずに隠れることに成功した。
<失敗>
あなたは、隠れる際に物音を立ててしまった。
「魔女に聞かれてしまったかもしれない…」という不安により、ランダムな喪失に1ダメージ。
- 甲冑を着込んで、隠れる場合
【操作(1)】
<成功>
あなたは、素早く甲冑を着込んで、甲冑に成りすました。
<失敗>
あなたは、甲冑の中に隠れようとしましたが、隠れている最中に剣で怪我をしてしまいました。トラウマに1点ダメージ。怪我をしましたが、魔女が来る前に甲冑を着ることができました。
魔女の寝室のドアが、ガチャリと開きます。中から魔女が寝ぼけながら出てきました。
魔女「一体何事じゃ・・・」
そう言って辺りを見渡し、甲冑に近づいてきて、ジっと見つめています。
魔女「ふむ、何も起きてないじゃないか・・・ネズミが騒いでおったのか?
しかし、目が覚めてしまったなぁ。実験の続きでもしようかのう・・・夜更かしとは我ながら悪い魔女じゃ・・・ホッホ」
そう言って、魔女は、大広間の方へ向かっていきました。
それを見たメイシーがあなたに近寄ってきてこっそりと話しかけてきます。
魔女「魔女は、大広間から行ける地下室で実験をはじめると、しばらくは上がってこないの。寝室に行くなら今がチャンスよ!」
魔女の寝室
寝室のドアは、魔女が寝ぼけていたせいか鍵がかかっていません。
あなたは、寝室にこっそり入りました。
魔女の寝室は、想像よりもファンシーな家具で溢れています。
大きなベッドと本棚がありますが、どれもピンク色です。
- ベッドを調べる場合
ベッドの周りには、不思議な生物のぬいぐるみがたくさんあります。
ドラゴンとかユニコーンなど伝説の生き物のぬいぐるみのようです。
枕元に、一冊の本が置いてあります。
タイトルは、あなたが知らない言語で書かれています。
本は、何らかの魔法がかかっているのか開きません。
- 本のタイトルをメイシーに読んでもらう。
メイシーに見せると、タイトルは「イケメン騎士と魔女の恋」と書いてあることが分かりました。
本は持ち出せますが、持っていきますか?
- 本棚を調べる場合
本棚には、禍々しい装丁の本や、乙女チックな装丁の本がぎっしり詰まっています。
本棚の側面の、一番上に、クギが打ってあり、クギには鍵が引っかかっています。
メイシーが言うには、あれが屋敷の扉の鍵のようです。
- 引っかかっているカギを取る場合
【運動or射撃戦闘(4)】
※通常の手段では届かないため、禁書能力を使うか、これまで出てきた物(針金など)を使うことを推奨、アイテムで補正をする場合は(2)まで下げる。
<成功>
あなたは、本棚にある鍵を取ることに成功しました。
<失敗時>
あなたは、鍵を取ることができましたが、そのせいで怪我をしてしまいました。ランダムなトラウマに1点ダメージ。
大広間(クライマックス)
※鍵を持たないまま大広間に来た場合は、下記のイベントは発生しません。
廊下を抜けて大広間へ向かい、屋敷の扉に向かおうとすると
魔女が扉近くの地下室から上がってくるところだった。
魔女は、あなたを見つけると
「どうやって部屋から出てきたぁああ!お前は、騎士様を作るための生贄となるのだッ!
大人しく部屋で待っていろ!!」
そう言って、あなたへ向かって魔法を飛ばしてきました。
- 魔法を避ける場合
【運動(3)】
※メイシー石化イベントです。いかなる行動を取ろうとも、何らかの理由をつけてメイシーを石化してください。
どうしても石化させるのが難しい場合は、以降のメイシーの石化した前提の描写を飛ばしてください。
<成功>
あなたは、間一髪魔法を避けることができましたが、メイシーは避けきれずに魔法に当たってしまいます。
<失敗>
あなたは、突然の魔法に驚き体が動きませんでした。魔法があなたに当たると思われた瞬間、メイシーが肩から飛び出し、あなたをかばって魔法に当たってしまいます。
メイシーの全身が石となり、ボトッと床に転がってしまいました。
魔女「チッ、小癪な真似を・・・!こうなったら、力づくで・・・!」
そう言って、魔女は呪文を唱えました。大広間に魔法陣が広がります。
すると、石の床から、天井近くまであるゴーレムが出てきて、あなたに襲いかかってきました。
- 戦闘
名称 | 石のゴーレム | 出現個数 | 1 |
耐久 | 5 | ||
初期配置 | 前衛 | 防御値 | 0 |
攻撃値(前) | 3D+1 | 攻撃値(後) | - |
行動値 | 1 | 弱点 | 光 |
特殊能力 | 装甲A(ルルブ参照) | ||
備考 | 拳で殴りつける攻撃をする。耐久値が減るごとに、身体がボロボロと削れていく。 |
ゴーレムを倒すと、魔女も魔力が減ったせいか膝をついている。
しかし、メイシーは相変わらず石化したままだ。
メイシーの石化を解くには、魔女に解除の魔法をかけてもらう必要がある。
- 魔女に交渉する場合
【威圧・交渉(2)】
※アイテム(寝室の本)などを質に取る等の、有効な脅しをした場合は(1)とする。
<成功>
魔女は、怯えながら残りの魔力で、メイシーにかけられた石化を解除する魔法を唱える。
すると、メイシーがだんだんと元の姿(ネズミ)に戻っていく。
魔女は、魔力が切れたのか気を失ってしまう。
<失敗>
魔女は、魔力が切れたのか気を失ってしまう。メイシーは石になったままだ。
- メイシーの石化が解けた場合
メイシー「(PC名)!大丈夫かー!!・・・あれ?」
そういいながら周りをきょろきょろ見渡す。そして、倒れている魔女を見ながら、
メイシー「魔女を倒したのか・・・、今のうちに屋敷を出よう!」
そう言って、メイシーは屋敷から出ようと提案します。
そう言って、メイシーは屋敷から出ようと提案します。
- メイシーが石化したままの場合
このまま、屋敷を出てもよい。
もし、PCがメイシーを治したがっている場合は、地下室の存在を教えてもよい。
魔女を起こす手掛りが見つかるかもしれない。
地下室
- 魔女を無力化している場合
そこは、いかにもな実験室で、怪しげな書物や、派手な色の薬品が散乱していた。
【発見(1)】
<成功>
いかにも、魔力が回復しそうな絵が書かれた薬品が入った瓶を見つける。
<失敗>
中身の入った鍋を落としてしまい、体に少しかかってしまった。
なんだか激臭と共に服がシューッと溶けていく。トラウマに1点ダメージ。
これを魔女に嗅がせれば起きるかもしれない。
見つけたアイテムを魔女に与えれば、魔女が気絶から回復し、再度石化解除の交渉が出来る。
- 魔女が地下室で実験中の場合
※鍵を持たない状態で、大広間から地下室へ行こうとすると、下記のイベント発生後にバッドエンドを迎えます。
なるべく、PCを止めてあげてください。
魔女は入ってきたあなたに気づき、叫びます。
魔女「どうやって部屋から出てきたぁああ!お前は、騎士様を作るための生贄となるのだッ!大人しく部屋で待っていろ!!」
叫びながら、魔女はあなたに向かって魔法を打ってきました。
狭い地下室で、あなたは魔法を避けれずに当たってしまいます。
すると、だんだん足の先から自分の身体が石化していきます。
【生命抵抗(5)】
<成功>
あなたは、身体が石となっていく痛みと恐怖に耐えられました。
メイシーが、しきりにあなたの名前を呼び続けています。
しかし、あなたの意識はだんだんと暗い闇の底へと落ちていきました。→バッドエンド3へ
<失敗>
あなたは、自分の身体が段々と石になっていくことを止めることはできませんでした。
任意のトラウマに5点ダメージを受けます。
石となっていく恐怖に耐えられるか判定をします。
【精神抵抗(5)】
<失敗>
あなたは、自分の身体が段々と石になっていく恐怖に耐えることができませんでした。
任意の喪失に5点ダメージを受けます。
- 石化しなかった場合
狭い室内では、魔女の魔法の餌食になってしまう。
大広間へ逃げよう。→大広間にて戦闘が発生する。
- 石化してしまった場合
あなたの名前を呼ぶメイシーの声さえ聞こえず、あなたの意識はだんだんと暗い闇の底へと落ちていきました。→バッドエンド3へ
エンディング
- メイシーの石化を解除し、外へ連れ出した場合(グッドエンド)
屋敷を出ると、メイシーから灰色の煙が噴き出て、煙が晴れると
そこには、村娘のような恰好をした少女が立っていた。
メイシー「あれ、私・・・もとに戻った?」
メイシーが言うには、あなたと会う前に、魔女に捕まってしまい、あの屋敷に連れていかれたという。
そして、屋敷から脱出できずに、魔女の実験によってネズミに変化してしまったらしい。
メイシー「私を屋敷から出してくれてありがとう、一緒に村まで行こう!お父さんたち心配してるだろうな~」
そう言いながらあなたの手を引き、山を下りていきます
そこで、ハッと気づくと、あなたの意識は、あなたがいた部屋へと帰ってきました。
今までの体験は夢だったのでしょうか。
あなたが、絵本を確認すると、白紙だったページには、『少女が屋敷を脱出して家族と再会するハッピーエンド』の様子が描かれていました。
この禁書となった壊れた仕掛け絵本を、誰かに手渡すか、それとも、自分で持っておくかはあなた次第となります。
- メイシーの石化を解除せず、外へ連れ出した場合(バッドエンド1)
屋敷を出ると、メイシーから灰色の煙が噴き出て、煙が晴れると
そこには、村娘のような恰好をした少女が石になったまま立っていた。
そこで、ハッと気づくと、あなたの意識は、自室へと戻ってきました。
今までの体験は夢だったのでしょうか。
あなたが、絵本を確認すると、白紙だったページには、
屋敷の前で永遠と立ち続ける少女の石像の様子が書かれていました。
この禁書となった壊れた仕掛け絵本を、誰かに手渡すか、それとも、自分で持っておくかはあなた次第となります。
- メイシーを外へ連れ出せなかった場合(バッドエンド2)
屋敷を出ると、森の中へ出ます。あなたが森を進んでいくと、深い霧に包まれます。
そこで、ハッと気づくと、あなたの意識は、自室へと戻ってきました。
今までの体験は夢だったのでしょうか。
あなたが、絵本を確認すると、白紙だったページは、変わらず白紙のままでした。
この禁書となった壊れた仕掛け絵本を、誰かに手渡すか、それとも、自分で持っておくかはあなた次第となります。
- 石化してしまった場合(バッドエンド3)
※PCの守護霊化の時も該当
ハッと気づくと、あなたの意識は、自室へと戻ってきました。
今までの体験は夢だったのでしょうか。
あなたが、絵本を確認すると、白紙だったページは、変わらず白紙のままでした。
この禁書となった壊れた仕掛け絵本を、誰かに手渡すか、それとも、自分で持っておくかはあなた次第となります。
あとがき
至らない点がありましたら、コメントをいただければ補足させていただきます。
ご使用、改変、リプレイ等の公開はご自由にどうぞ。ご利用の際にコメントをいただけたらすごくうれしいです。
- 最終更新:2018-05-25 16:19:38